3年半以上前に購入したルンバ870が、最近、どうも変なところで止まったまま動かなくなっていることが頻発するようになりました。最初はバッテリーが劣化したためかと思っていましたが、バッテリーはつい半年前くらいに交換したばかり。
なんとなくルンバを裏返してみてびっくり。車輪がすり減ってタイヤの部分がなくなっている!!!

これでは高さも低くなってしまったでしょうし、滑ってしまって思うように動けないでしょう。ちょっとした段差で止まってしまうのも頷けます。
初めに思ったのは車輪の交換でした。それで調べてみたらどうやらルンバの公式サイトでは車輪だけを販売していない様子。Amazonを調べてみると例によって怪しい互換品らしきものがたくさん並んでいました。しかも意外に高価です。消耗品なのに1万円以上というのはちょっと無理がありますね。
これは自分でタイヤを再建する以外に方法はないと思い、インターネットでその事例を調べてみました。
ありました。これであればかなり安価に修理できそうです。
早速Amazonでシリコンゴム製のリングを探してみました。
ルンバの車輪の円周は20cmほどなのでそれより小さなものを選ぶべきでしょう。最初は大人用のものを選んでしまったために多少緩めで、車輪にぴったりと固定されず、ずれてしまったり空回りしたりと、うまくいきませんでした。シリコンゴムなので接着剤を使った固定もなかなかうまくできません。そこで子供用のこれを選んだらぴったりでした。
しかし私の場合には車輪のゴムがかなり内側まで摩耗していたため念のため下地としてゴムバンドを追加し2層構造にすることにしました。
これで接着剤がなくてもかなりしっかりと固定でき、多少動き回ってもゴムがずれて外れることは無くなりました。そして当然のことながら小さな段差などで停止してしまったり、集塵機能が低下するなどの異常な動作は全く無くなり、以前のような元気なルンバが蘇りました。
何年かすればまたゴムの摩耗でダメになるでしょうが安価に簡単に修理できるので安心です。
シリコンゴムリングとゴムバンドはそれぞれ12個と10個入りなので、5回の修理に使えます。合計で千円以下なので実に経済的だと思います。