我が家の蚊対策


今年の梅雨は記録的な日照不足になる一方で涼しい日が多く、過ごしやすい梅雨でもありました。しかし梅雨明けした7月下旬から一転して猛暑が襲いかかってきました。
ケンタは朝の散歩はせいぜい30分程、午後の散歩は気温が30度以下になる6時半から7時ごろの出発でこれまた30分程と、ケンタにとっては不満がいっぱいな季節になりました。
あとは冷房の効いた室内で一日中ゴロゴロとしています。エアコンの温度設定は27度ですが実際の室温は26度くらいになります。日中は太陽光発電で全部まかなえるので購入電力はゼロ。夜は一晩中寝室のエアコンをつけているのでこの電力が多少かかるくらいです。28度設定で室温は最高でも27度くらいでそれほど消費電力は多くありません。

めっきり室内で過ごす時間が増えたこの頃ですが、一番気になるのは何処からか侵入してきた蚊です。一度侵入を許してしまうと駆除するのに一苦労。その時活躍するのがこれです。

蚊に対する殺虫力では群を抜いて強力なメトフルトリンを主成分としています。ひと吹きすればかなり広い空間の蚊を仕留めてくれます。哺乳類は解毒能力があるので無害とされていますが、恐ろしいので使用する時には部屋を閉め切って人と犬はしばらくの間はその部屋に入らないようにしています。

こんな面倒なことにならないように室内への蚊の侵入を防ぐ方法を色々と考えました。

一番根本的な対策は蚊そのものの発生を極力防ぐことです。
蚊は水中に卵を産んでボウフラから蚊が羽化するわけですが、その発生源となっている水たまりを極力なくせれば良いわけです。
家の周囲には結構たくさんの水たまりのポテンシャルが存在していて、それを極力排除しました。屋外に放置してある様々な容器、鉢、ジョウロなど。そして一番問題だったのは家を取り囲むように設置されている雨水桝です。雨水桝の蓋には大きな開口部が設けられており蚊は自由に出入りできます。しかもここには常時水が溜まっているので蚊の格好の繁殖場所になっているのです。

大部分の蓋は開口部を耐候性のテープで塞ぎましたが一箇所だけ塞いでしまうと水はけが悪くなって大きな水溜りができてしまう場所がありました。
そこで色々探したところぴったりの解決策が見つかりました。

大蔵工業という会社で製造販売している「蚊シャットくん」というステンレス製の網蓋です。国産で2個1組1200円と少々高価ですが我が家のセキスイハイム用の雨水桝の蓋にはぴったりでした。他にも様々なメーカーの雨水桝用の蓋に対応するものが売られていました。

こういう対策で蚊の数は対策前に比べて格段に減少しましたが、外部からやってくる蚊まで減らせるわけではありません。
そこで家の出入り口に蚊の侵入を防ぐ工夫をしました。

液体の蚊取り線香を常時稼働させ、ケンタの散歩の時に使う出入り口に設置しました。この液体蚊取りも有効成分がメトフルトリンなのでオープンスペースでも蚊を追い払うには十分効果的です。

玄関と勝手口にはふざけた名称ですが「虫コナーズ」という商品を使ってみました。
こちらの有効成分も同じくメトフルトリンなので蚊に対して効果があるはずです。

実際の効果がどうかを知りたいところですが、今年はどうしたわけかケンタの散歩に出かけても蚊が異常に少ないのです。家の周りでも蚊を見かけません。異常な日照不足の低温が続いた後の猛暑で昆虫も調子が狂っていつもの活動ができないでいるのかもしれません。こちらとしては準備万端整えたのですが、その成果を知るのはだいぶ先になりそうです。