ハイレゾ音源

まるっきりの音痴のくせに音楽を聴くのは大好きで、特にクラシックを中心に、女性のボーカル(岸洋子、加藤登紀子、岩崎宏美、森山良子、白鳥英美子、由紀さおり、五輪真弓、イルカ、夏川りみ、Nana Mouskouri、etc.かなり古いです)等を楽しんできました。
良い耳を持ち合わせていないので、音響機器にはそれほどこだわりもなく、ごく普通のクラスの機器を揃えています。
面倒なことはあまり好きではないので、一々CDやレコードをセットする手間を惜しんで、ミュージックサーバーとなるNASに曲のファイルを置いてiPod TouchやiPad等からネットワークオーディオプレーヤーを操作して再生させています。
ミュージックサーバーとしてはQNAPのNAS、ビデオサーバーはReadyNASを使用しています。

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比較的広いリビングにはスピーカーにYAMAHAのトールボーイ NS-515F(10年前くらいの古いスピーカーです)、ネットワークオーディオプレーヤーとしてMARANTZのNA7004、プリメインアンプはDENONのPMA-1500RⅡです。

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2階にある私の隠れ部屋は4畳半くらいと非常に狭いので、コンパクトなスピーカー、Bowers & WilkinsのCM5を選びました。

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ネットワークオーディオプレーヤーはパイオニアのN-30、プリメインアンプはDENONのPMA-1500SEです。

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CM5は非常に繊細な音を再現してくれるので、ボーカルや室内楽程度の小規模な構成の音源には最適なスピーカーだと思います。しかし大規模なオーケストラによる交響曲や協奏曲では立体感が不足気味で、些か平板な表現に感じられます。やはり大規模なオーケストラによる演奏は大型のスピーカーでないと十分な表現は難しいのではないかと思います。安物の NS-515F でも CM5 に比べてそれなりの奥行きが感じられます。
こんな構成で今まで音楽を楽しんでいたのですが、音源としては購入したCDをリッピングしてWAVEファイルにしたものが全てでした。これでも十分満足していたのですが、最近ようやく本格的な配信が始まったハイレゾ音源なるものに興味を引かれました。
都合の良いことに、所有しているネットワークオーディオプレーヤー、NA7004とN-30のいずれも、192kHz/24bitのWAV&FLACフォーマットにまで対応しているので、この能力を使わない手はないと考えたのでした。
現時点で国内でハイレゾ音源を扱っている大手はe-onkyomoraの二つ。
取り敢えずe-onkyoから「モーツァルト ディヴェルティメント集」をダウンロード購入してみました。flac 192kHz/24bit の音源ファイルで1.4GB程もあり、ダウンロード速度が300KB/s前後と遅いためにダウンロードが終わるまでにずいぶん時間が掛かりました。
再生して驚いたのですが、私の貧弱なシステムでも信じられないほどの高音質になりました。
細部が非常に鮮明になり、音に艶が感じられます。音がこんなに生き生きと表現されるとは思ってもいませんでした。
耳の良くない私でもこれほどはっきりと違いが分かるのですから、耳の肥えた方にはたまらないでしょうね。
これからの音源の購入はハイレゾだけに絞ることにしたいと思います。ただまだまだハイレゾ音源の供給は非常に少ないのですよね。昔の有名作品のマスターからの復刻も期待しています。それとかなりお高いのでもう少し廉価にならないものでしょうか。
ついでにFLACファイルの取り扱いに便利なツールを紹介しておきます。
e-onkyoで入手したFLACファイルは各楽章ごとに細かくファイルが分かれていて取り扱いが面倒なので、一つのファイルにまとめた方が便利です。FLACファイルの結合に便利なのが xrecode II というフリーソフトです。これでずいぶん楽になりました。