自民党から民主党に政権交代してまだ9ヶ月程度しか経っていないのですね。
もうずいぶん昔のような錯覚に陥ってしまいます。
それというのもあらゆるメディアによる政権批判が連日のように執拗に続いているからかもしれません。
また支持率が低下したと頻繁に報道されれば益々支持率の低下に拍車がかかるのは当たり前でしょう。大衆は大勢に従うものですから。どうも意図的に行われているような印象ですね。
特に沖縄の基地問題と事業仕分けに批判が集中しているようです。
でも不思議なんですよねぇ。
ちょっと自公政権時代と比べてみてください。
沖縄の基地問題にしても事業仕分けにしても自公政権下では全く考えられないほどの進歩だと思うのですよ。
沖縄の基地問題はずっとアンタッチャブルな問題として自公政権は知らんぷりをし続けていたのですよ。その方が楽ですし安全ですからね。それを敢えて鳩山政権は改善しようと挑戦したのです。鳩山首相はあまりにも誠実な人なので理想を追求してしまうのですね。公約がそうです。それを狡い勢力に揚げ足取りされてしまう。現実の世界ではもう少しうまく立ち回らないと格好の餌食になってしまいますよ。国民はなかなか真実を見てくれないですから。
我が国ではジャーナリズムがほとんど絶滅状態ですから、約束の期日に間に合わないとか、自民党が言っているのと同じような低レベルの枝葉末節的な報道しかできません。もしかしたらネガティブなことを意図的に報道するためなのかもしれませんが。
知事会もひどいものですね。
みんなの意図が見え見えです。沖縄に全てを押し付けておけば自分は安全という国民みんなの気持ちを代弁しているかのようです。自分さえ良ければ他人がどんなに苦しもうと知らんぷり。
鳩山さんは沖縄だけでなくみんなで苦しみを分かち合おうと呼びかけているのですよ。至極真っ当な考え方とは思いませんか?
事業仕分けについてもそうです。
こんなことは当然やられているべきことなのに、今まで全くやられていなかったことは棚に上げて、単なるパフォーマンスだ、実効性がないなどとネガティブな批判ばかり続けています。
税金を使うことに対しては常に監視体制をしっかりしておかないととんでもないことになることは国民みんなが知っていることだと思っていたのですが、実際監視を始めると批判されるというのはどうしてなのでしょうか?老人から赤ん坊に至るまで国民一人あたりの借金が600万円を超えるまでほったらかしにしたのは誰ですか?
それとも批判しているのは仕分けをされては困るという既得権を持っている勢力の息のかかったジャーナリズムが意図的に行っているネガティブキャンペーンなのでしょうか?
何故もっと建設的な意見が出てこないのでしょうか?
政権交代でせっかく今までの悪にメスが入ろうとしているのに、その悪を助けようとするかのような動きには呆然としてしまいます。
そういえば画期的な高校無償化を実現したというのに何故メディアは沈黙しているのでしょうか?
今の日本のジャーナリズムは本当に異常としか言いようがありません。
海外では命がけで真実の報道を続けているジャーナリストがたくさんいるのに、、、
かつて小泉、竹中に熱狂して、その結果どん底に突き落とされたのに、それにも気づかないおめでたい国民ですから仕方ないのかもしれませんね。
追加
とうとう社民党が政権離脱をしてしまうようですね。
非常に残念です。
これからようやく弱者救済のための多くの政策が実現できると喜んでいたのに。
どうしてみんな大局で判断できないのでしょうか?
沖縄が完全でないから後は全部だめというデジタルな考え方では何事も実現できませんよ。
郵政民営化だけで争った馬鹿げた選挙と根本的に同じですね。
やはり人間は俗物に過ぎないのでしょうか?日本は、そして世界は何処へ行ってしまうのでしょう?