2020年2月14日記事追加
連日繰り広げられる国会での予算委員会を見ていて、改めて安倍首相の異常さが浮き彫りになっています。いつものようにNHKニュースだけで済ませている人たちはこれに全く気付かないでしょう。その異常な言動は巧みな編集で隠され、追求する野党の方に問題があるような方向に誘導されることでしょう。
一度でもリアルタイムで国会の中継を見てみれば一挙に今までのメディアによる刷り込みが拭い去られることでしょう。
それと同時並行に凄まじい勢いで広がりつつある新型コロナウイルスが連日メディアで大きく報道されています。しかし多くの報道が横浜港で隔離中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に集中しています。
しかし冷静に考えれば誰にでも分かる話ですが、日本には大勢の中国からの観光客が新型コロナウイルスが発覚した後もなんの規制もなく入国し続けていたのです。彼らは普通にバスや電車などの交通機関を利用するのはもとより、繁華街での買い物など至る所で日本人と接触しています。武漢での感染の広がりを見れば、こんな状況で観光客と交わった日本人の多くに感染が広がらないと考える方がおかしいと思います。
そして不思議なことに日本での感染は異常なほどに少ない人数にとどまっています。これを不思議に思わないことがそもそも日本人が何も考えていないことの現れなのでしょう。安倍政権が7年も続く最大の原因でもあります。
日本人の感染者数が増えない理由は簡単です。検査をしないからです。政府は検査ができないように医療機関に規制をかけていたのです。医師が検査すべきだと言う患者に対しても検査を断ると言うあり得ない強引さで頑なに検査をしない状態が続いていたのです。
何故だと思いますか?
答えは簡単です。特に安倍政権の今までのやり方を知っている人であれば誰でもすぐに分かるでしょう。検査をすれば感染者数が驚くほど多くなり、政府の対応の杜撰さが白日の下に晒されてしまうからです。
自分可愛さに国民を犠牲にする。安倍政権の基本的な姿勢ではあります。私などは今回のひどいやり方は安倍政権であれば当然だろうなとすぐに納得してしまいます。
多くのメディアが核心をそらす報道を続けている中で出色なのがテレビ朝日の「羽鳥慎一のモーニングショー」です。特に玉川さんの論理的な追及は光ります。常に政府の先を行き、仕方なく政府もそれについて行くといった展開が続いていました。
そして今朝の放送は決定的でした。玉川さんの「そもそも総研」が全てを暴いてくれました。政府の嘘が丸裸にされたのです。
そもそもPCR検査などというものは日常的にどこでも行われている検査方法で、何を調べるかは試薬によって決まるだけです。試薬さえ準備できればどこででも1日に何万何十万という検体の検査ができるのです。こんなことは医療関係者であれば常識で、今まで政府が言ってきた、検査できる数は非常に限定的で絞らなければこなせないという説明が全くの虚偽であったことが一般人にも分かった瞬間でした。
試薬は日本のタカラバイオで大量生産できるのはもちろん、世界的製薬会社ロッシュでも中国に無償供給を表明しているくらい簡単に大量に生産できます。本当にバカバカしくなります。やる気になりさえすれば日本ではとっくの昔に何百万人分もの検査が可能になっていたはずです。
それにしてもこんなことはすでに間接的にも分かっていたことです。
香港のクルーズ船では1800人をあっという間に検査終了して無事に処理しています。中国では何万人もの感染者を検出しているのですから何十万人何百万人の検査をしたか分からないほど処理しています。医療先進国を誇る日本がほとんど検査もできないはずがないではありませんか?
こんなあからさまな嘘にも気付かないほどに日本人は劣化してしまっているのでしょうか?日本の将来を暗示するような出来事ではあります。
「政府は必ず嘘をつく」、特に今の安倍政権下では自身の安全のために国民一人一人が忘れてはいけない心構えだと思います。
しっかりしてよ、日本人!!!
2020年2月14日追記
とうとうと言うか、当然こういうことが起こるだろうなと思っていた大変なことが昨日判明してしまいました。国内初の新型コロナウイルスによる死者が判明したのです。この事実も国の規制を守らず自主判断でPCR検査を実施したから明らかになったことです。当然のことながら検査をしなければ新型コロナウイルスに感染していることは分かりません。もう政府の言うような水際対策云々などという言い訳は通用しません。水際対策など全くしてこなかったからこんな状況になってしまったのです。もはや国内の爆発的な感染の段階に入ってしまったのです。
しかも驚くべきことに、国内初の新型コロナウイルスによる死者が判明した当日の夜には、宴会を二つも連続してこなす我が国の首相の姿がありました。2018年の西日本豪雨の最中、首相をはじめとした自民党議員の面々が赤い顔をして宴会に興じていた姿とダブります。
要するにこの政権は国民の安心安全などに全く関心がないということです。それなのにこの国の国民は他に変わる人がいないという非常にいい加減な理由で7年間もこの政権を支え続けているのです。国外から見たら「馬鹿じゃないの!」という状況でしょうね。国内にいる私も全く同じ感想です。いい加減日本という国が嫌になってきました。