あれはいつもの楽しい散歩の時でした。ジュンは元気に力強く私と並んで歩いていました。いつもの広場で排便をしたその最後にわずかに出血が、、、不安が脳裏を過ぎりました。
その後不定期に何度か同じようなことが続いたので動物病院へ行って調べていただきました。結果は異常なし。本当にほっとしました。2006年6月のことです。
しかしその後も排便時の出血は不定期に繰り返し起こりました。そして2年後の2008年6月突然排便の異常が多発し動物病院で超音波検査した結果大腸壁が異常に厚くなっているとの所見を得て開腹検査をしたところ既に手の施しようがないほどに大腸や直腸全体が癌化していました。
それから約2ヶ月弱、私と妻の不眠不休の看病と辛い闘病生活の後8月14日朝、10歳10ヶ月で虹の橋を渡っていきました。私を大好きだったジュンが最後の最後まで私を求め続けていた姿が忘れられません。
あれから1年半、新たにケンタというパートナーを得た今もジュンを想っては涙がこみ上げてきます。たぶん私が生きている限りジュンも私の心の中で生き続けてくれることでしょう。