太陽光発電7年11ヶ月目の実績

8月13日から9月12日までの実績が出ました。
総発電量は771KWh、買電は330KWh、売電は420KWhでした。

電力購入代金は8,530円、売却代金は17,640円で、電気代としては9,110円の黒字になりました。ガス代は2,640円です。光熱費トータルでは6,470円の黒字になりました。

延々と続く酷暑には辟易しますが、その異常な暑さもようやく峠を越えてホッと一息つけるようになってきました。しかしこの先を思うと心配です。
コロナパンデミックで一時的に経済活動がダウンした時期は、大気汚染が一気になくなり、CO2の増加が抑えられました。やはり人間の今までの経済活動は地球環境をとことん悪化させる大きな要因であったことが実感できました。
闇雲に経済成長を追求することが、人類にどれだけ恐ろしい未来をもたらすことになるかはよほど愚かな人間にでも分かるでしょう。
しかしそれにもかかわらず世界は以前の経済活動に戻そうと先を争って急いでいます。それでもEUを中心とした先進的な国々は、この機会を捉えて経済構造の転換を図ろうと、「グリーンディール」政策に見るような、特にエネルギー面での大きな変革を目指しています。

安倍政権下でどんどん世界から遅れ、一人当たりのGDPではイタリアや韓国にさえ抜き去られた自称先進国日本では、相変わらず旧態依然とした自民党支配の下、原発や自動車産業を中心とした古い経済構造が堅持され続けています。

日本をとことん衰退させたあまりにも長すぎた安倍政権が、ようやくあれしか終わらせようがないといった安倍政権にふさわしい終焉を迎え、菅政権に替わりました。

前評判は色々あるでしょうが、私は結構期待しています。
菅新首相は稀代の名宰相になる可能性を秘めていると思います。
安倍政権を継承すると言ってはいますが、そうでも言わなければ彼が首相に指名される可能性は限りなくゼロに近かったでしょう。しかし今までの安倍政権にはかなり苦労させられたはず。閣内であるからには我慢しかなかったでしょう。臥薪嘗胆です。

しかし一度権力を握れば、徐々に安倍色から脱却し、菅色に塗り替えていくことは可能です。
安倍首相や多くの歴代首相のように世襲のおぼっちゃま育ちではなく、ごく普通の庶民、国民の出身であるということは、国民感覚を肌で理解しているはずです。
底辺から這い上がっていくにはどれほどの障害があるかもよく知っているはず。今の社会が底辺にいる人々が一生底辺から抜け出せない社会であることも理解しているはず。様々な社会的矛盾や問題点も知っているはず。
彼が本当の政治家であり、政治家としての志を持っているのであれば、今こそ本当に正しい政治を行える絶好の機会だと思うのです。安倍首相のように自分たち富裕層のための政治ではなく、本当に国民のため、一般庶民のための政治を実行して欲しいものです。
期待外れに終わらないことを願うばかりです。

安倍政権の継承という言葉が本当であれば日本は確実に沈没するでしょう。
日本は大きな岐路に立っています。


2020年10月2日追記

せっかく褒めてあげたのに直ぐに本性を現しましたね。菅新首相の話です。
マスコミがでっち上げた貧しい庶民から首相にまで上り詰めた苦労人という神話が真っ赤な嘘であることをはじめとして、国民のための政治を行う意思が全く感じられない様々な言動が顕著です。安倍政権を支えた強権的な人事や行政の首謀者である本質が顕になってきました。
自分の主張に異を唱えるものを許さない、排除するという姿勢は、安倍政権の基本的な姿勢でもありましたが、それは全て菅新首相の本質的な考えによって支えられ強行されてきたものです。その本人が今や最高権力者になってしまったのですから、日本の行き着く先は独裁政権による支配以外にありません。

稀代の名宰相どころか、稀代の悪辣な独裁者になりそうですね。

不思議なことに大衆というものは、強権的な政治を、決断力があって頼もしく好ましいと勘違いするようで、こういう大衆の表面的感情的情緒的な判断によって、民主主義は簡単に独裁制へ転落する危険性を常に孕んでいるのです。

菅新政権が発足して早々に、日本学術会議の会員人事において政権に批判的なものを排除するというあまりにも露骨なことが平然と行われました。こんなことが許されたら北朝鮮や中国と同じで国に反対する意見を一切言えない独裁制そのものです。今日本はその道を確実に辿り出したのです。しかも日本国民の大多数の支持を受けて。日本はとんでもない国になったものです。


2020年10月26日追記

菅政権のインチキぶりはさらに確定的です。
「国民のために働く内閣」
とか、いかにももっともらしいキャッチコピーをぶち上げていますが、そもそも国民のために働かない内閣って、民主主義国家において存在するものなのでしょうか???
では今までの歴代内閣はいったい全体、誰のために働いていたのでしょう?
この点をマスコミのどこも指摘しないところがいかにもインチキ民主主義国家日本らしいですねぇ。

それと、繰り出す政策のなんと小さいこと!
携帯料金の値下げとか、不妊治療の保険適用とか、個別の各省庁が表明すべき政策を一国の首相がチマチマと自慢そうに表明する姿のなんて卑小なことか!
全体の国家像とか理念とか、将来のあるべき日本への具体的な道筋とか、大きな戦略的な考えが全く存在していません。

おそらく今までの政治人生で一度もそういうことを考えたことがないのでしょうね。チマチマした個々の権謀術数に明け暮れて成り上がってきたのでしょう。

安倍政権が「幼稚」の一言で言い表せるとしたら、菅政権は「陰険」の一言が相応しいのではないでしょうか?

トランプを選ぶアメリカ大衆もさることながら、安倍、管を立て続けに選ぶ日本大衆にもただただ呆れるばかりです。

民主主義という概念は人類には高尚過ぎて荷が重いのかも知れません。人類には封建時代程度までが相応しいのかも知れません。