太陽光発電2年目の実績

9月16日から10月15日までの実績が出ました。
総発電量は575KWh、買電は238KWh、売電は420KWhでした。
電力購入代金は7,757円、売却代金は17,640円で、電気代としては9,883円の黒字になりました。
ガス代は2,600円程です。
光熱費トータルでは7,300円程の黒字になりました。
今日で太陽光発電を導入してちょうど2年です。累積の発電量は16,070KWhほどと、年平均で8,000KWhを超えました。
国の再生可能エネルギーの普及事業計画は、あまりにもお粗末で頓挫しつつあります。太陽光発電を有効に利用するには日本全土に電力を自由に送電できる送電網の設置が不可欠なのですが、その大切なインフラの整備計画も進まない中で安易に発電設備だけを急増させるという愚を犯してしまいました。これでは再生可能エネルギーのマイナスのイメージを植え付けるだけで、脱原発と相反する方向です。これをもし意図してやっているのだとしたら、日本の将来の重要なエネルギー政策を弄ぶ重大な犯罪行為と言っても良いのではないでしょうか?
既にドイツでは再生可能エネルギー賦課金の重圧から逃れつつあります。そして原発のコストはいうまでもなく、火力発電にも並び、さらにはそれを凌ぐ低コストの展望が開けつつあります。(参考)
日本は原発に固執するあまり、先進各国から大きく遅れてしまいました。あの原発大国アメリカでさえも、既に原発はコスト的に見合わず、太陽光発電と同程度で、高効率の火力発電や風力発電の倍近いという試算も出ています。しかも原発は今後安全対策や使用済み燃料の処理費用や廃炉費用の増大が見込まれるため益々コスト高になる一方で、太陽光発電などの再生可能エネルギーは今後益々コストが低下していくとされています。(参考)
世界に目を向ければ、今や原発は安全面だけでなくコスト的にも全く見合わないものになりつつあるのです。
大局的客観的に見れば、日本がこれだけ原発に固執するのは異常とも言える状態です。
国の将来を左右するような重要な方針を、変なファクターで歪めないで欲しいと切に願います。