数日前のこと、庭仕事で肉体労働をしてかなり疲れたので、2階の部屋でゆっくりと音楽を聴いてくつろごうと、いつも使っているOPPOのBDP-105D JAPAN LIMITEDでNASに格納されている音楽ファイルを再生させようとしたところNASを認識することができませんでした。
最初はてっきりBDP-105Dが壊れてしまったのかと思い、リセットをしたり、別のメディアプレイヤーをつないでみたりしましたが全く同じ症状でした。
これはネットワークに問題があると思い、BDP-105Dがつながっているスイッチングハブを介さず、1階から引いているLAN端子に直接つないだのですが解決しませんでした。
こうなると1階のパソコンルームにあるルーターが故障したのではないかと疑い、前々から交換しようと思って購入してあったブロードバンドルーターと交換しました。新たにPPPoEの設定をやり直したりかなり手間がかかりましたが交換は無事に終了。そのルーターに直接つないだLANケーブルの機器は正常に動作することを確認しました。しかし相変わらずハブを介したネットワークは異常なままで回復しません。とすれば残るはルーターに接続されたスイッチングハブが犯人ということになります。
我が家のホームネットワークは6台ほどのスイッチングハブで形成されています。その最も根本にある2台の8ポートハブは購入してから8年以上も経過したものでした。

まさに縁の下の力持ち的存在で、普段は全く意識されませんが、24時間365日休むことなく稼働し続けているのです。ですからできるだけ信頼性の高いものをと選んだのですが、さすがに8年間は無理をさせすぎたと思います。せいぜい5年で交換するべきでしょうね。早速16ポートのスイッチングハブを注文して2台の8ポートハブを1台にまとめました。
つなぎ直して稼働すると全てのネットワーク機器が正常に動作するようになりました。今から思い起こしてみると様々な前兆現象が半年前くらいから発生し始めていました。
我が家では複数台のパソコンはもちろん、テレビ、メディアプレイヤー、NAS、気象観測機器、監視カメラ、WiFi アクセスポイントなどがネットワークにつながっています。就寝前に寝室のiPadでビデオを見ていると途中で再生が途切れることがありました。2階のメディアプレイヤーで音楽を楽しんでいると突然中断されました。録画予約したはずのビデオが記録されていないこともしばしば発生しました。インターネットからのファイルのダウンロードが著しく遅くなる現象が起きました。監視カメラの録画が途切れ途切れになっていることも起きました。そして最近ではこれらの異常現象の頻度が高くなり、ついに数日前のホームネットワーク崩壊に至ったのです。
ネットワークは完全に復旧したのに解決しない問題が一つありました。日常使用しているリビングのパソコンがNASの共有ホルダーにアクセスできなくなったのです。他の複数台のパソコンでは問題なくアクセスできるのにこのパソコンからだけできなくなってしまったのです。
インターネット上に掲載されている様々な方策はほぼ試してみましたが全く解決しません。そこで最後の手段としてこのパソコンのネットワークをリセットしてみたのです。
設定 → ネットワークとインターネット → 状態 → ネットワークのリセット → 今すぐリセット
この手順で実行します。放っておけば勝手に再起動してくれて完了です。
これが見事に功を奏して何事もなかったかのように以前と同様、NASの共有フォルダーにアクセスできるようになりました。これで全て解決です。
今回の騒動でまた色々と勉強になりました。自分の糧になると思えば様々なトラブルも毛嫌いばかりするものでもありませんね。失敗があってこその進歩です。
しかし政治や経済の話になると別なようで、欲が理性を凌駕して同じ愚かな失敗を何度も繰り返します。歴史は繰り返すはまさにそれでしょう。中途半端な知恵を獲得した人類の限界なのでしょうか?