今までは輸入食品で極力避けていたのは中国産で、多少高価でもできるだけ国産のものをと心がけていました。国産といっても原発事故以降は国の発表している数値は全く信用せずに、第三者機関が調査した汚染マップを参考に自分で産地を選別してきました。
しかし自宅で料理する分には食材を自分で調達できるので良いのですが、外食となるとどんなものを使っているかがよく分かりません。特に大手の外食チェーン店はどう考えてもコスト優先で私が避けている産地のものを多用している可能性が高いと思っています。
したがってだいぶ前から大手外食チェーン店の利用はできるだけ避けるようにしていました。
個人経営や小規模のお店だと使用している材料の産地を明示して、むしろそれを売りにしているところが多いので最近では外食と言えばそういうお店に行くことが多くなりました。
こんな時に何やらいつの間にかアメリカとの間でFTA交渉が進められアメリカ産牛肉の関税が大幅に引き下げられそうな形勢です。その伏線としてアメリカ産牛肉の月齢制限を撤廃する動きが始まっています。アメリカにしてみればチャンス到来です。
アメリカは相変わらず成長促進ホルモン剤を与えた食肉を輸出していますが、世界的な規制が強まる中輸出先を見つけるのが難しくなっていたところに、それを承知で購入してくれる日本という国が現れたことに大喜びしていることでしょう。
ところでアメリカは食肉を輸出するほど余っていると思いきや、実は大量の食肉をオーストラリアから輸入しているのです。これには成長促進ホルモン剤は含まれていません。要するに国内消費には安全な肉を、危険な肉は国外に売りさばくということをしているわけですね。その引受先がおバカな日本という国なわけです。安倍政権下では日本国民はこんな風にいいように扱われているのです。
この成長ホルモン剤(ラクトパミンやエストロゲン)は短期間で牛や豚の体重を増加させ、飼料を節約できてコスト低減をはかれることから食肉業者が競って使用してきましたが、その危険性が明らかになるにつれ、西欧はもちろんのこと、ロシアやあの中国でさえ使用を禁止するに至っている悪名高い化学物質です。
成長促進剤は強い発癌性を持っており、乳がん、卵巣がん、子宮体がん、前立腺がんといったホルモン依存性のがんの増加と強い関連を持っています。日本ではあまり見られなかった乳がんは、欧米では異常に多く、日本の食生活が欧米化するに伴って日本でも激増した背景には成長促進剤を多量に含有した食肉の摂取が原因だと思われます。
また、アメリカで異常に肥満した人々を多く目にするのもおそらく食肉に含まれる成長促進剤の影響だと思われます。特に貧困層に多いのはそれが含まれた安価な肉しか手に入れられないからでしょう。以前沖縄でも、マクドナルドなどファストフードを頻繁に利用する若い人の肥満が問題になっていることがテレビで紹介されていました。一方で安全な高級肉を常用しているセレブ達には異常な肥満は非常に少ないのと対照的です。
これだけは警告しておきます。
国は国民の生命を守りません。守るのは国と称する組織に属する同一の利益共同体メンバーの利益だけです。一般国民はそれらのために奉仕させられ搾取される対象に過ぎず、簡単に使い捨てられます。
国は必ず嘘をつきます。自分を守るのは自分であるという自覚を持たないと必ず痛い目にあうでしょう。過去にも後手後手に回る国の対応で多くの人が被害にあってきました。国の発表を信用することなく自力で海外の情報などを入手して自衛しましょう。
今回の場合で言えば、米国産食肉は可能な限り避けるべきだと思います。がんなどの病気のリスクを減らすために、、、