ちょっと贅沢に

以前我が家のオーディオ環境を紹介しましたが、その後どうしても納得できないことがありました。
それは2階の私の隠れ部屋のオーディオ環境です。
ハイレゾを再生しても1階のオーディオ再生環境に比べて明らかに音が籠もって伸びやかでないのです。色々と調べた結果、主因はN-30のDAC周りの貧弱さでした。

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オーディオは最終的にはアナログの世界ですからアナログ回路がどれだけ優秀かで音の善し悪しが決まります。
N-30は安物だけあって、もっともコストが掛かるアナログ部分が相当ケチられているようです。
そこでDACの部分だけをもう少しグレードアップすることにしました。
選んだのはなかなか評判の良いTEACのUD-501です。お値段はN-30の3倍近くします。

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要するにN-30をネットワーク処理とデコード処理専用のトランスポートとして使用し、出力されるデジタル信号をUD-501でアナログ信号に変換するという構成にしたのです。
効果は驚くべきもので、今までの音は何だったのかと思われるほど劇的に変わりました。
言い換えればN-30のDACのお粗末さが露呈したというべきなのでしょう。
あまりにも音質を劣化させては、懸命に演奏してくださっている一流のアーティストの皆さんに失礼だと思うので、やはりある程度のレベルにまでは再生環境を引き上げておきたいですよね。
それから狭い部屋なのでスピーカーも小さいものをとB&WのCM5を選んでいましたが、これも間違いでした。

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小さい部屋でもやはりある程度の大きさのスピーカーの方が満足できる音を再生してくれることが分かりました。10年前のヤマハのトールボーイ、NS-515Fを1階から運び上げてCM5と聞き比べてみましたが、NS-515Fの方が圧倒的に音に深みと広がりがあって納得できました。

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購入してまだ間もなかったのですが、CM5は即座に処分しました。
音の世界ははまり込むと大変なことになると聞いてはいましたが、どうやら本当のようです。
まあ、ほどほどにしておかないと、、、、