愛犬に少しでも長生きして欲しいと思うのは当然のことです。
去勢避妊手術で病気のリスクを減らせるというのであれば、自然の摂理に反することとはいえ、これを選択するのは現時点ではやむを得ないことと思っています。もっと医学が進み、がんを克服できるようになれば理想的なのですが、それはかなり望み薄のように思います。
ジュンの時は悩みました。そして遅れに遅れて結局5歳を過ぎてから去勢手術をしました。どうせ手術をするなら生後6ヶ月前後が良いと言われています。そこでケンタの場合は6ヶ月を少し過ぎた2009年4月24日に手術を行いました。
このくらいの時期は手術の傷も小さく治りも早いので安心できます。効果も大きいというのですが、それはケンタの一生を見ないと分からないことです。しかしこの手術の影響か、ケンタは1歳4ヶ月になる現在まで脚を上げて臭い付けをすることはありません。それに子供っぽさが抜けませんね。性成熟がないためだと思われます。
一方、お友達の黒ラブ、カリブ君も生後半年で去勢手術を受けたのに、1歳を過ぎてからは堂々と脚を上げて臭い付けをしています。やはり個体差なんでしょうね。ケンタだってもう少しすると脚を上げるようになるかもしれませんが。
手術は本当に簡単だったようで、午後1時に預けて2時半には引き取りに行きました。麻酔もそれほど強い物ではないようで、足取りもしっかりしていました。患部を盛んになめるのでエリザベスカラーを着けましたが、非常に不愉快らしく前脚をうまく使って一部壊してしまいました。病院に弁償しなくては、、、
緊張の連続で疲れたのでしょうね、すぐにうつらうつらと寝てしまいます。夜はかわいそうなのでエリザベスカラーを外してケージに入れました。そうしたら文字通り爆睡していました。相当疲れていたんですね。
しばらくは患部がパンパンに張って心配もしましたが、3日後には散歩に行けるまでに回復しました。
この去勢手術の後遺症で、ケンタはすっかり動物病院が嫌いになってしまいました。
以後、動物病院では診察台に乗せられないため体重を量ることが難しくなり、注射をするのも大騒ぎで、いつも大恥をかいています。何とかしなくては、、、