パピーの頃は遊ぶのが仕事。
何でも遊びの対象にしてしまうので室内飼いの場合は非常にやっかいなことになります。
柱、壁、床、家具、家電品、コード、カーテン、鉢植え、スリッパ、ケージ、マウス、布巾等々。
隙があればすぐにカミカミ。レースのカーテンはあっという間にボロボロに。
特に大好きなのがマウスと布巾。テーブルの上から素早く咥え取ってテーブルの下に逃げ込むパターン。一日に何度となく繰り返していました。ケンタにとってはこれはとっても楽しい遊びだったに違いありません。急いで取り返そうと私やママが大騒ぎで追いかけたのですから。
ドラセナの鉢植えはケンタの攻撃で下葉がボロボロになってしまったために他の部屋へ撤退せざるを得ませんでした。コード類は全て家具の陰に隠し、隠しきれない所はベニヤの板で覆いました。特にリビングにあるママの机の下が大好きで、そこに潜り込んではママの椅子や壁のコンセントを覆っているベニヤ板にアタックしていました。
その椅子のキャスターとシート上下ノブは見るも無惨な有様です。
一部の壁枠にも被害が及びました。リビングとキッチンを隔てるペットフェンスもこの有様です。
ケージの扉が完全に破壊されて使い物にならなくなりました。
せっかく敷き詰めたクッションフロアーも至る所が攻撃されて補修が大変でした。
しかし逆にこの程度の被害で済んだのだとも言えるのだと思います。
近くの知り合いの方によると、息子さんの家で、飼っている黒ラブに家の中を破壊されて新築を余儀なくされたとか、何とも恐ろしい話も聞こえてきます。まあ、あの有名な「マーリー」の例もありますから、あながち作り話でもないようです。
要するに、ラブラドールのパピー時代の有り余るエネルギーを何とか悪戯からそらす必要があるわけで、オモチャはその目的にかなった物の一つだと思います。
しかし何しろとてつもなくパワフルなパピーですから余程丈夫なオモチャでなければ用を足せません。ケンタに与えたオモチャは数知れず、大抵は一日から二日でバラバラになってしまいました。
その中でよく健闘したのがペットボトルでした。
うまく行けば四日から五日は持ち堪えました。でも、きちんと監視していないと破れたペットボトルはその切り口が非常に鋭く堅いために危険な凶器になってしまい、パピーの口の内部を傷つけてしまいます。すぐに取り上げなければいけません。
丈夫なオモチャをずいぶん探し求めました。そして今も使い続けているお気に入りのオモチャは全部アメリカ製です。日本のお店では売っていないので個人輸入をしているサイトで購入しました。
これらのオモチャは現在も現役で活躍中、本当に丈夫です。
少し高価ですが長い間使えて結局は非常にコストパフォーマンスに優れているのです。安物買いの銭失いにならないように注意したいものです。これらのオモチャはこのお店で購入しました。良心的な価格設定だと思いますよ。