いい年をしてまだまだゲームが好きで、時間ができるとたまにゲームに熱中してしまうことがあります。
ゲームといってもアクションを中心としたファミコンやプレイステーションなどのジャンルではなく、シミュレーションやストラテジー、RPGを主体としたPCゲームだけしかしていません。やはり運動神経が未発達なためなのでしょうね。どうも速い動作を求めるゲームは苦手で、ゆったりと考えながらできるゲームが好きです。
ゲームノートPCで手軽にテーブルの上で、というのが今までのスタイルでしたが、老眼が進むともっと大きな画面でゆったりとソファーで、などと贅沢なことを考えるようになりました。
PCのビデオ外部出力をHDMIケーブルでTVに接続すればそれなりの環境は整えられますが、ケーブルが邪魔で今ひとつしっくりしません。そこでPC画面をワイヤレスでTVに映そうとしてMicrosoft ワイヤレスディスプレイアダプターを試してみましたが遅延が大きくてお話になりませんでした。
色々情報を探していたら最近米国でSTEAM LINKなるものが発売になったことを知りました。STEAM LINKはゲームサーバーとなるPCをリモートで制御し、TVにストリームさせるものです。もともとPCゲームはSTEAMで購入してSTEAMを介してプレイしているので本家から発売になったハードウェアにはとても期待できます。
早速購入しようと国内の通販サイトを探してみましたがどうやらまだ国内では販売されていないようです。
したがって米国のAmazonで購入することにしました。
航空便は一挙に送料が2,000円もアップしてしまうため通常の輸送で依頼しました。すぐに使うつもりはないのですが、ついでということもあってSTEAM CONTROLLERも一緒に購入しました。STEAM LINKとCONTROLLER合計で15,000円弱程度でした。
到着まで2週間ほどかかるかなと思っていたのですが、10日で到着しました。キャリアはi-parcelで、国内は佐川急便でした。
STEAM LINKはこれ。
非常にコンパクトで薄型です。裏面には滑り止めのラバー加工が施されています。電源スイッチはありません。アップルTV等と同じようにスリープで運用するようです。
背面には電源ソケット、2個のUSBポート、LANポート、HDMIポートがあります。側面にもう一つのUSBポートがあります。
STEAM CONTROLLERはこれです。
付属している無線アダプタをSTEAM LINKのUSBポートに挿入して使用します。
前述のようにアクション系のゲームには興味がないので今回はSTEAM CONTROLLERは使用せずにPC用に購入してあったXbox 360用コントローラーを使用しました。
STEAM LINKはWi-Fiも利用できますが有線LANが推奨されていたので今回は有線LANを使用しました。
前もってSTEAMを稼働させたPCを準備しておきます。
TVとHDMIケーブルで結び電源ケーブルを接続すると言語の選択画面になるので日本語を選びます。
続いてネットワークの検索が始まってPCサーバーを探し出します。
PCを選択すると4桁のPIN番号をPC側に入力するように促されます。PCとTVが離れていると面倒ですが(私の場合は1階と2階)最初の1回だけですので問題ないでしょう。
続いてこんな画面になりますのでライブラリーを選択。
STEAMから購入してPCにインストールしてあるゲームの一覧が表示されます。
この中から自由に選択してTVでPCのゲームができるわけです。
私の場合はマウスやキーボードで操作するゲームが主流なのでSTEAM LINKのUSBポートにそれらを取り付けて操作しました。
実際の操作感覚は、遅延を全く感じることなく、直接PCの画面を見ているのと同じようにプレイできました。
なおSTEAM LINKは2度ほどアップデートされていて、PC選択画面などが多少変わっています。
1階のPCを立ち上げておけば、2階の部屋でソファーでゆったりと寛ぎながらTVの大画面でゲームができるようになり実に快適です。老人ゲーマーには有り難いガジェットですね。