憲法記念日での違和感

安倍政権になってからおかしなことが続いています。
去年も変なことが起こりました。
安倍首相が突然読売新聞の紙面を使って改憲案をアピールしたのです。
そして日本会議系の改憲集会に向けてビデオメッセージを送るという、従来であれば即憲法違反で大問題になったであろう暴挙を行ったのです。

なぜ憲法違反かといえば、公正中立であるべき内閣総理大臣が、一改憲グループに向けて支援のメッセージを提供したり、自らが遵守すべき憲法を変えようとしているからで、憲法第99条の憲法尊重擁護義務に完全に違反するからです。

しかもさらに図々しいことには、2020年までに新憲法が施行されるべきと、スケジュールまで勝手に決めているのです。

今年も全く同じことが起こりました。
また憲法記念日に日本会議系の改憲集会にビデオメッセージを送りました。
異常です。
信じられないことですが、憲法を守れない人が改憲を推し進めようとしているのです。

これに対して多くの国民は疑念を持っています。
5月3日、有明防災公園に約6万人の人々を集めた大規模な改憲反対集会が開かれました。
東京新聞と朝日新聞は大きく伝えています。

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これだけ多くの人たちが集まるということは相当な危機感の表れだと思います。
多くの国民が安倍政権の危険性に気づき始めているのです。

一方、NHKはこの大群衆の映像を全く伝えませんでした。
野党党首の壇上の姿を伝えただけで、見事に大群衆の映像はカットされていました。
またNHKお得意の安倍政権御用達編集が遺憾無く発揮されたようです。

国民は気を付けなければいけません。
マスメディアの情報は操作されています。
単一の情報源だけでその情報を信じてはいけません。
戦時中の大本営発表に類したことが安倍政権下ではまた行われているのです。