今日の一言

西日本新聞で高村薫氏は、

『もはや腹を立てるだけ空しい。それほどの惨状だ。一国の首相の配偶者の振る舞いに振り回されている政治の現状も、取り繕うのに必死の内閣も、ひたすら追随するだけの与党や官僚も、そして次元の低さを冷笑するだけの有権者も、すべてが最低、最悪。』
『「忖度」は、一般の社会生活でも日常的にありますが、一線を越えれば当然罰せられる。今回の不祥事では、官邸も官僚も一線をはるかに越えていても、のうのうとしらを切る。この事態を、私たちは心底恐れるべきです。というのも、これは真実や正義が価値を持たなくなった世界の出現を意味するからです。』

と述べています。
今、日本では、世界の趨勢に逆行した、文明の終わりの始まりの局面にあるのかもしれません。