今年の夏は全国的に、いや、世界的に大変な暑さに見舞われました。地球温暖化が著しく進行し、もう地球はお終いなのではないかと心配になるほどでした。
今は一転して大変な寒さ。これも世界的な現象のようです。大気に熱エネルギーがたくさん与えられると、激しい対流によって極端な気象が出現しやすくなるのではないでしょうか?
12月の寒風が吹きすさぶ中、我が家の庭のヤマボウシとハナミズキの梢では、きれいに紅葉した何枚かの葉がしっかりと枝についていて、落ちる気配がありません。
これは猛暑を避けるかのように季節外れに芽吹いた枝の葉なのです。
ここにも今年の異常な夏の影響が尾を引いていました。
ところで、我が家の庭では、無知故にとんでもないことが起こっていたのです。
あれほど目を楽しませてくれた我が家のバラが、壊滅的な状態になってしまったのです。
まずはピンクストリーム。昨年辺りから元気がなくなり、今年には完全に枯れてしまいました。
株元には異様な瘤状の固まりができていて、初めて見た時は何か病気にかかってしまったのだろうと思っていました。
ところが続いて近くのダービーの一部の枝が枯れ始めました。
その枝を根元から切り取ったところ、中から白い何かの幼虫らしきものが出てきたではありませんか。
インターネットで調べたところ、大変なことが分かりました。
それは鉄砲虫といってカミキリムシの幼虫で、株元に穴を開けて幹に侵入し、内部を食い荒らして植物を枯死させるとんでもない害虫であることが判明したのです。
株元をよく見れば木屑があるので気が付くはずです。
そこで改めて他のバラの根元を点検したところ、既にマサコやモッコウバラも鉄砲虫の餌食になっていました。
仕方ないので鉄砲虫に食害された部分を切断して廃棄し、新たに大苗を購入して植え直すことにしました。
とりあえず用意したのはマサコとピンクストリームです。
来年の1月から2月に植えようと思っています。
モッコウバラは増殖した部分が一部難を逃れているようなので、しばらく様子見です。
今度こそは鉄砲虫の被害に遭わないように、万全の対策をしようと考えています。
調べてみると、カミキリムシは大変臆病で、人通りがあったり見通しが良いところは嫌うようです。ですからバラの根元は、なるべくむき出しにして草に覆われないようにしなければなりません。
そして更に物理的に根元の幹を覆ってやれば良いのではないかと考えるわけです。
その覆いは色々あるとは思いますが、バラの生育に悪影響を与えず、耐久性や自由に様々な形に対応できるという観点から、アルミフォイルが適当なのではないかと考えています。
キラキラ光るのももしかするとカミキリムシが嫌うかもしれません。
さて効果の程は如何に・・・