デジャビュが何度も繰り返される国会。
統計不正に関して首相補佐官の介入がまたしても行われていました。
行政の貴重な歴史となる公文書を、政権の都合に合わせて廃棄したり改竄したり、この国の行政は前代未聞の醜態を晒し続けています。
そこにまた、国の行政の根幹ともいうべき統計データが、政権の成果を捏造するために都合よく改竄されたことが明らかになりました。
現在の経済状況をよく見せるために、過去のデータにまで手が加えられ、あたかも現在の経済状況が日本史上例がない好景気であるかのように見せかけていたカラクリが理路整然と暴露されたのです。
以前紹介した明石順平さんの「アベノミクスによろしく」は、粉飾されたGDPのカラクリを優しく解き明かしてくれました。しかし残念ながら読書、特にこのようなジャンルの読書をする人は極めて少数派で、なかなか国民の間に浸透しなかったのも事実です。
本来であればこのような重大な出来事を国民に伝えるのはマスコミの役割のはずなのですが、なぜかこの国ではマスコミはむしろこういう話題を隠蔽する方向に動いています。
特にテレビはひどい状態で、この国がとんでもない方向に動いていることを解らせないようにするかのように、事件、ゴシップ、スポーツ、芸能を重大ニュースとして伝え続けています。
そこに本日行われた予算委員会の公聴会で、明石順平さんが極めて理路整然と証拠に基づいて明瞭にきっぱりとアベノミクスの欺瞞を切り捨てている場面があったので紹介しておきます。
読書が苦手でもYouTubeであれば取っつきやすいでしょう。
本当にこれは由々しき問題で、こんなことをする政府は一刻も早く退場させなければ日本が崩壊してしまうことは必至です。
テレビだけを見ている人はきっと騙され続けてしまうでしょうね。
特にNHKには注意してください。おそらく明石順平氏のこの公述はNHKでは伝えられず、安倍政権の御用学者として有名になった三浦瑠璃氏を前面に押し出して政権に都合の良い話だけが放送されることでしょう。NHKは今やほぼ完全に安倍政権の支配下にあります。中国や北朝鮮の国営放送と同質のものに変貌していることを忘れないでください。