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東日本大震災以来、もしもの時に備えてポータブル電源を常備するようにした。
しばらくは太陽光発電を設置することで十分と思っていたのだが、やはり夜間に電気が必要な場合があることに気付いた。

それは一つには冷蔵庫だ。特に暑い時期に停電になると大変なことになる。日中は太陽光発電で動かせるが夜間にはお手上げになる。ここに蓄電池からなるポータブル電源を用意できれば日中に太陽光発電で充電し夜間に冷蔵庫を動かし続けることができる。
そこで中型のポータブル電源を購入して実用になるのか試してみた。

ポータブル電源は最近では様々なメーカーの参入が相次いでいて群雄割拠の状態であるが、技術力の高さと信頼性ではJackeryが群を抜いているように思う。中には粗悪品を販売しているメーカーもいくつかあるので注意すべきだろう。
私が購入したのはJVCケンウッドのポータブル電源 BN-RB62-Cである。これはJackeryのOEMで、中身はJackeryのものと同じである。容量は626Whで重量は6.5kgと持ち運びやすい。

満充電にした後、我が家の500L級の冷凍冷蔵庫に繋いでどのくらい運転できるか実験してみた。9月の比較的暑い時期であったが午後6時から開始して、翌朝の6時でも20%程度の残量があった。要するに、太陽光発電が使えない時間帯の夜間でも、このポータブル電源があれば冷蔵庫の中身が腐る心配をすることもないということが分かったのである。

更に便利なことが分かった。
我が家はもしもの時の安全を確保するためにオール電化は避け、ガスとの併用を採用した。電気を断たれた時にエネルギー源を全て失うのはあまりにも危険である。オール電化ではいざ停電になると湯が使えなくなる。炊事はもちろん風呂にさえ入れない。
ガスと併用していれば給湯器にポータブル電源を繋げば湯は使い放題だ。

その他にこんなことにも使っている。
我が家の自家用車は妻が買い物に使うくらいでほとんど使わない。その結果寒い時期になると決まってバッテリーがへたりエンジンがかからなくなる。そこで登場するのがこのポータブル電源だ。専用の自動車用バッテリー充電ケーブルでカーバッテリーに充電してやれば生き返る。

このようにポータブル電源の用途は多様だ。何もアウトドアのレジャー用途だけではない。非常に実用的なアイテムである。より実用的に使うには太陽光発電との組み合わせがベストだろう。
その後、災害時だけではなく、電力供給も不安定化する恐れまで出てきたので、最近更に高容量のポータブル電源を買い足した。

Jackeryのポータブル電源 PTB152 である。1534Whの高容量に加えて定格で1800Wの高出力が可能だ。エアコン、全自動コーヒーメーカー、ドライアー、炊飯器等々。大抵の家電を動かせる。しかしこれはほとんど据え置きになるだろう。何しろ重量が16kgもあるのだから。


以上、我が家でのポータブル電源の便利さについて紹介した。

各家庭での使い方は様々、家族構成や世代でも変わるだろう。でもどんな場合でも便利であることには変わりはないと思うし、各家庭に一台くらいは備えておくべきものだと思う。