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従来株からデルタ株までの新型コロナウイルスが猛威を振るっていた初期の頃は、明らかにウイルスの毒性が強く、コロナ肺炎が主原因で有名人も含めてかなりたくさんの方が犠牲になった。世界でも信じられないほどの多くの死者を出したので全世界がパニック状態になるのも当然だ。
そんな中でも日本やアジアでは比較的感染者や死者が少なく、ファクターXなどと特殊な原因について取り沙汰されていた。
遺伝子や生活習慣や考え方の違いなどが原因ではないかと色々な説が唱えられているものの、私の知る限り、まだ立証され確定した説明は存在していない。
その後ウイルスの変異によるものなのか、今まで比較的静かだった日本をはじめとするアジアでも感染爆発が起こり死者も増加した。
ロックダウンや緊急事態宣言、自粛が世界中の社会活動を大きく制限し、経済は大きく落ち込んだ。世界はコロナパンデミックの中に沈んだのである。

そんな中で感染防止の救世主として華々しく登場したのが世界で初めてとなる、ウイルスの遺伝子を用いたmRNAワクチンである。まず最初に製薬大手のファイザー社とビオンテック社が共同開発したワクチンが2020年12月2日に英国で緊急使用の承認を得た。その後すぐにモデルナ、アストラゼネカ製ワクチンが続く。
対策に苦慮していた国々がこれらに飛びつくのは当然で、熾烈なワクチン争奪戦が展開された。日本も当然参加したが、先進各国からはだいぶ遅いスタートとなった。

日本で医療従事者向けに細々とワクチン接種が始まったのが2021年2月17日、4月12日からは高齢者向けの接種が始まった。その後政府の強力な接種推進方針で、モデルナ、アストラゼネカも加えて急速に接種率が向上した。
このように急激にワクチン接種率が向上したのは官民上げてのワクチン礼賛ムードの影響があるだろう。政府はもちろん、医療関係者、メディアがこぞってワクチンさえ接種すれば感染や重症化を防げると連日のように喧伝していたのである。
ワクチンやウイルスに関する専門知識がないほとんどの国民は、いつものように簡単に信じてしまうのは当然である。今まで何度となく大本営発表的なプロパガンダに踊らされて痛い目にあってきたことなどいつも忘却の彼方に追いやってしまう。個々人が自分の頭で考えてそれに基づいて自主的に行動する先進各国の国民と違い、普段から問題意識を持たず漫然と生活し、同調圧力にいとも簡単に流されてしまう日本国民の国民性、それがいつまで経っても日本が変われず世界から取り残されてしまう主因であることにも気付かずに、、、

ところで、ワクチンが普及してからの新型コロナをめぐる状況はどうなっていたのだろう?
ワクチン接種先進国であったイスラエルでは、ほとんどの国民がワクチン接種済みにも関わらず新型コロナ感染者が激増した。以前盛んに喧伝されていた集団免疫を獲得しているはずなのにである。その後盛んにブレークスルー感染という言葉でワクチン接種済みにも関わらず感染する実態が明らかになってきた。

2022年5月、日本でも厚生労働省の統計の取り方の疑惑が野党から指摘され、その後改められた統計を見ると、新型コロナ陽性者はワクチン未接種者が多数を占めていた今までの傾向と異なり、ワクチン接種者と未接種者との差がほとんどない結果になった。これでは何のためにワクチン接種をするのか分からない。ワクチン推進派は重症化は防げるからだというだろう。しかし変異し続ける新型コロナウイルスは、最近では弱毒化し、特に若い健康な人が重症化することは滅多にないことが分かっている。であるならば、最近徐々に顕在化しつつあるワクチンの副作用のリスクを健常者がわざわざ犯す必要はないはずだ。

免疫学やウイルス学の専門家の中にはmRNAワクチンの毒性に警鐘を鳴らしている人たちもいる。冷静に考えてみれば今回のmRNAワクチンは短期間の治験で緊急に承認され、あっという間に大量の人々に接種された初めてのワクチンでもある。どんなことが起こるか全く予見できていない。恐ろしいことに、どんなことが起こるかはこれから明らかになっていくものである。今世界中でかつてない大規模なワクチンの治験が行われているようなものなのである。

つい最近も昨年の夏にワクチン接種後に14歳の女子中学生が死亡した事例がようやく今になってワクチン接種との関連を否定できないという見解が出たという報道を目にした。しかしこれもほんの氷山の一角に過ぎないだろう。ワクチン接種との関連が証明できていないということで主要メディアがなかなか報道しない中、死亡に至らないまでも重篤なワクチン後遺症に苦しんでいる方々が大勢いることも明らかになりつつある(その最近の一例)。

ワクチン接種の影響が接種直後に出ればまだしも、長い時間を経て出る場合もあるはずだ。そんな場合は公害や薬害、被曝被害などのように因果関係を証明することが非常に困難を極め、被害関係者は大変な苦しみを味わうことになる。

超過死亡数がワクチン接種とシンクロしているという指摘もある。詳しい調査は行われていないし、おそらく行われることはないだろう。しかしこれがもしワクチン接種によるものであるとすれば大変なことである。
堤未果さんの「政府は必ず嘘をつく」ではないけれど、自分や家族を本当に守りたいのであれば、冷静に事実を集めて自分の頭で分析して結論を導く習慣を身につけるべきだと思う。
特に政府や大手メディアの言及していない情報も調べることは非常に重要である。その意味でコロナワクチン関係のこんな書籍を読んでみた。その結果、新型コロナワクチンにはどんな危険性があるか、あくまでも可能性ではあるが知ることができたのは収穫であった。
とにかく新型コロナワクチンは、無警戒に両手をあげて受け入れるようなものではなさそうだ。


新型コロナワクチンをめぐっては莫大なお金の動きがある。当然のことながら様々なところで利権が発生する。経済を回復させなければという強力な政治的思惑もある。
こんな時には必ず良からぬことが行われるのが世の常。一般庶民はくれぐれもご用心を!