初めての本格的Macの導入

PC8801から始まってPC9801を経てIBM PC、DOS Vマシーンの世界にはまり込み、今まで自作のWindowsマシーンしか触ったことのない人間が、何を思ったのか突然iMacを購入し、すっかりMacの世界にはまり込んでしまいました。
購入したのは27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデルの最下位機種。
このまま構成を変更をしなければヨドバシカメラやヤマダ電機から購入すればポイント分が安く購入できるのですが、最低限HDDではなくSSDにしたかったのでアップルストアで購入しました。
SSDは512GBです。ついでに付属するキーボードはテンキー付きにしました。
それにしてもMacは高価ですね。税込で25万円を超えます。もっとも最近ではWindowsマシーンでも20万円越えは当たり前になっていますね。ちょっと行き過ぎのような気がします。
この資金を調達するためにオーディオ機器やPCの周辺機器、パーツなどをオークションで処分しました。30万円以上になったのでホッとしました。
若干資金に余裕があったので8GBメモリを2つ追加でオークションで購入しました。今世界中でメモリの供給不足により価格が暴騰しているのでなかなかまともには買えないのです。でもMacには珍しく、このiMacは後から自分でメモリの増設ができるのは嬉しいですね。この追加で結局私のiMacの内蔵メモリは24GBになりました。よほどのことがない限り十分すぎるでしょう。
それにしても5K27インチの画面は美しいです。
iPadでRetinaディスプレイの表示には慣れているつもりですが大画面のRetina表示というのはまた違った驚きがあります。MacOSには全く慣れていないのですが操作が直感的にわかりやすいですね。しばらくすると自由に操作できるようになりました。もちろんキーボードショートカットなどはまだまだですがマウスだけでもそれほど不自由ではありません。
すっかり気に入ってしまって今はほとんどiMacの前から動かないまでになってしまいました。
その理由はサブディスプレイの増設やオーディオ環境の充実です。
サブディスプレイは10.1インチの2Kディスプレイと23.8インチの4KディスプレイでiMacの両サイドにメタルラックの脚を使って取り付けました。

2018021403.jpg

この2つのサブディスプレイはSonnetのThunderbolt 3 to Dual HDMI Adapterを介してiMacに接続されています。

2018021402.jpg

2Kディスプレイは常時監視カメラ映像を表示するのに使い、4Kディスプレイの方はLightroomのセカンドディスプレイや資料を見ながらの文章作成などに使っています。まさに机の上に様々な資料を広げながら仕事を進めているような環境が手に入りました。
オーディオは当初、あり合わせのPC用アクティブスピーカーを使っていました。

2018021401.jpg

iMacのイヤホンジャックからの入力でしたがWindows PCの時よりも鮮明な音が出て満足でした。しかし我が家の別のオーディオシステムを聞くことが多いのでそれに比べるとあまりにも貧弱で次第に聞く頻度が減ってしまいました。贅沢な話です。でもせっかくオーディオを楽しめるポテンシャルを持っているのですからそれを最大限に利用しようと思い、iMacの新たなオーディオ環境構築に取り組んだわけです。iMacの購入で随分な出費をしてしまったのですからこれ以上の出費は抑えようということで手持ちの機材で検討しました。
幸い納戸で眠っていた随分昔に購入した小型のスピーカー、ONKYO D-112ELTDとリビングのテレビに接続していたプリメインアンプTEAC AI-301DAがあり、これを使うことにしました。

2018021404.jpg

当然USB-DACを使用することになります。
Windowsではごく最近のバージョンでようやくドライバー無しでUSB-DACを利用できるようになりましたがまだまだ完璧ではないようですね。Macはこの点で素晴らしいです。やはり企業というより個人ないしはクリエイティブな個性を対象にした開発が行われて来たのではないでしょうか、オーディオとかビジュアル系が非常に洗練されている印象です。遊び心とか余裕が感じられます。一方のWindowsはなんとも殺風景で合理主義の塊のような粗野で荒々しいものを感じます。
少なくとも家で個人的に使うならMacに軍配があがるかなぁと勝手に思っています。ということでMacではUSB接続するとあっという間にUSB AUDIO DEVICEとして認識され使用可能になります。
NASに格納された、CDからリッピングした音楽や、e-onkyoなどで購入したハイレゾ音楽ファイルを再生するためにフリーソフトのVOXを使用しました。最初に出て来た音に驚きました。iMacの内蔵スピーカーや最初に接続していたPC用のアクティブスピーカーとは全く別次元の音です。分解能、透明度、キレ、厚み、これであれば文句はありません。

2018021405.jpg

こうしてiMacの前で過ごすことが増えてしまったのです。
まだMac初心者で知らないことだらけ。これから色々新しい知識を身につけられると思うとワクワクします。
今後も何か面白い話題があったら紹介しようと思います。

追加
興味本位でParallels Desktopを使ってWindows10との共存環境を作りましたがそれほど必要がない感じですね。私の場合はほとんどMacだけで済んでしまいそうです。